BQP、デジタルツイン・プラットフォームの量子加速化拡大に向け500万ドルのシード資金を調達

デュアルユース量子加速シミュレーションソフトウェア企業のBQP(BosonQ Psi)が、予定額を上回る480万ドルのシード資金調達ラウンドを完了しました。12月の前回の報告以降、このシードIIラウンドで追加の170万ドルを調達し、総調達額は660万ドルとなりました。この新規資金は、航空宇宙、防衛(A&D)、半導体などのミッションクリティカルな産業向けの統合デジタルツインプラットフォームBQPhy®の拡張に使用されます。 この資金調達ラウンドはMonta Vista Capitalが主導し、Arc Ventures、Armory Square Ventures、Emergent Ventures、Alumni Ventures、Arka Venture Labs、Transpose Platform、New York Ventures(Empire State Developmentの投資部門)が参加しました。Paradigm Shift CapitalやGriffiss Institute(Mojave Aerospace Accelerator Fundの一環として)を含む既存の投資家も参加しました。 この投資は、空軍研究所航空宇宙システム局(AFRL/RQ)との共同研究開発契約(CRADA)に基づく戦略的協力に続くものです。このパートナーシップは、量子コンピューティングを使用してミッションクリティカルなモデリングとシミュレーション能力を加速することを目的としています。BQPの現行のBQPhyプラットフォームは量子インスパイアードソルバーを使用し、既存のCPU/GPUハードウェアで10倍のパフォーマンス向上を提供しています。同社は、将来の量子ネイティブソルバーが今後の量子コンピュータで最大1000倍の性能向上を提供すると予想しています。 BQPは、Intel、IBM、Classiq、Strangeworksを含む主要な量子エコシステムパートナーと積極的に協力しています。BQPhyに対する同社のビジョンは、既存のシミュレーションワークフローとソフトウェアにシームレスに統合され、ハイブリッドコンピューティングアーキテクチャに最適化されたバックエンドプラットフォームとして機能することです。 2025年7月17日