SEALSQ Corp(NASDAQ:LAES)は、量子コンピューティング、量子コンピューティング・アズ・ア・サービス(QaaS)、およびAI駆動の半導体技術を専門とするスタートアップ企業に最大2,000万ドルを投資することを決定しました。SEALSQの量子ロードマップの一環であるこの取り組みは、量子コンピューティングがRSAやECC(楕円曲線暗号)などの従来の暗号化手法を脅かす中、ポスト量子暗号(PQC)ソリューションの緊急の必要性に対応することを目的としています。 主要な投資先の一つは、QaaSプラットフォームを開発する量子コンピューティング企業ColibriTDです。このパートナーシップでは、乱数生成や量子攻撃シミュレーションなどのアプリケーションに焦点を当て、ColibriTDの技術をSEALSQのロードマップに統合します。ColibriTDのプラットフォームは、現在のノイズのある量子コンピュータと将来の量子ハードウェアの架け橋となり、航空宇宙やエネルギーなどの産業が複雑な問題を解決することを可能にします。 さらに、SEALSQは無人航空システム(UAS)向けのポスト量子サイバーセキュリティを推進しています。AgEagleと協力し、SEALSQはeBee VISIONドローンにNIST FIPS140-2レベル3に準拠したセキュアなマイクロコントローラーを搭載し、改ざん防止ハードウェア、信頼できるID管理、エンドツーエンドの暗号化を確保しています。これは米国国防総省の要件に沿うものであり、ドローンを量子耐性暗号化標準に対応させるものです。 SEALSQの投資とパートナーシップは、進化するサイバー脅威に直面する産業界向けの拡張可能な量子安全ソリューションの開発に対する同社のコミットメントを強調しています。 2025年2月13日