ウィスコンシン大学マディソン校で初めて誕生した量子コンピューティングのスタートアップQolabが、シカゴ量子エクスチェンジ(CQE)の企業パートナーとして加入し、協力関係重視の姿勢を示しました。量子コンピューティングのリーダーであるアラン・ホー、ジョン・マルティニス、ロバート・マクダーモットが共同設立した同社は、強力な計算能力を持つ超伝導量子ビットを改良することで、実用規模の量子コンピュータの構築を目指しています。 Qolabは、量子ビットのコヒーレンスを向上させ、エラーなしで量子状態をより長く維持できるよう取り組んでいます。同社はCQEパートナーのアプライド・マテリアルズと先進的な量子ビット製造方法について協力しています。CQEとのパートナーシップは、重要な人材採用を支援し、イリノイ量子・マイクロエレクトロニクスパークとの協力関係などを促進しています。 Qolabは最近、日本政策投資銀行からの500万ドルを含むシリーズAで1600万ドル以上を調達し、2025年までに従業員を19名に増やす計画です。シカゴ大学を本部とするCQEは、50以上の学術機関、企業、非営利パートナーで構成される量子科学・工学の発展を推進するハブです。 2025年1月11日