ニューヨーク大学アブダビ校（NYUAD）は、量子・トポロジカルシステムセンター（CQTS）を通じて、Kipu Quantumと提携してPLANQKプラットフォームを導入し、中東地域で初めてKipuのQuantum Pioneer Programに参加することになりました。QInnovision Consortiumが仲介したこの提携により、NYUAD の研究者たちは量子コンピューティングツール、ハードウェアリソース、アプリケーション特化型アルゴリズムにアクセスできるようになり、最先端の量子研究を行う能力が向上します。 PLANQKプラットフォームにより、研究者は量子および古典的ハードウェアでコードをテストし、既存のインフラストラクチャに量子開発を統合し、既存の量子アルゴリズムとベンチマークを行うことが可能になります。世界中の200の組織から600人以上のユーザーを持つPLANQKは、量子コンピューティングにおける共同研究とイノベーションをサポートしています。 この提携は、UAEが量子コンピューティングにおけるグローバルリーダーになるという目標に沿ったものです。CQTSの創設ディレクターであるヒシャム・サティ教授は、「この提携により、研究者たちは先進的なツールを活用でき、量子科学の最前線を探求する取り組みが加速される」と述べています。この合意は、Vernewell Groupが主催したQuantum Innovation Summitで締結され、量子技術の発展に対するUAEのコミットメントが示されました。 2025年2月26日