メリーランド州は、州知事の2025年経済成長アジェンダの一環として、メリーランド州政府、メリーランド大学、IonQなどのパートナーシップにより、州内の量子産業を誘致・育成するための「量子の首都」イニシアチブを立ち上げています。州知事は2026年度予算案で2,750万ドルの州予算を計上していますが、最終的には今後5年間で10億ドルの追加的な民間・公的資金の獲得を目指しています。 このイニシアチブの目標は、量子情報科学技術における世界的リーダーとして州の地位を確立することです。資金は、一流の量子科学者やエンジニアの州への誘致、国立量子研究所(QLAB)の拡張、量子関連プロジェクトを支援するための試験・評価専門家の雇用、量子スタートアップファウンドリーの施設増設、量子教育と人材育成活動の拡大に使用される予定です。 IonQは、このイニシアチブの中心的パートナーとなる計画です。また、今後5年間でメリーランド本社施設をデータセンター、研究所、オフィススペースを含む10万平方フィートに拡大し、メリーランドの従業員数を250人に倍増する計画も示しています。 メリーランド/DC/バージニア地域には、連邦政府の機関や研究所を含む、量子技術に携わる、または強い関心を持つ多くの学術、商業、公的組織があります。しかし、イリノイ州、コロラド州、その他の米国内外の地域も、重要な量子産業の発展を目指して競い合っています。 2025年1月14日