QpiAI、フルスタック量子コンピューティング開発の加速に向けシリーズAで3200万ドルを調達

量子コンピューティングとAI技術の垂直統合企業であるQpiAIは、シリーズAラウンドで3200万米ドル(2億7900万ルピー)の資金調達を実施しました。このラウンドはAvataar VenturesとインドのNational Quantum Mission (NQM)が主導し、新規および既存の投資家が参加しています。 Dr. Nagendra Nagarajaが創設したQpiAIは、カスタムハードウェアと先進的なソフトウェアを組み合わせた独自の完全統合型量子コンピューティングプラットフォームを開発し、実世界の企業アプリケーションを目指しています。同社の現在の導入実績には、材料科学や創薬などの分野があり、世界的な自動車企業やライフサイエンス企業の顧客を含んでいます。 QpiAIのチームには、米国やヨーロッパの主要機関出身の量子コンピューティングとAIの分野における20人以上のPh.D.研究者が在籍しています。同社はインド、フィンランド、米国で事業を展開しています。 Dr. Nagarajaは、今回の資金調達により、教育やアルゴリズムのプロトタイピングに使用されるNISQ(ノイズのある中規模量子)システムを超えて、「論理量子ビットを持つユーティリティスケールの量子コンピュータの提供を加速する」ことが可能になると述べています。同社は、商業的価値を提供できる企業グレードのシステムへと量子コンピューティングの境界を押し広げることを目指しています。 2025年7月17日