D-Wave Quantum社は、韓国での量子イニシアチブ設立に向けて、延世大学と仁川広域市との間で覚書を締結しました。この合意には、延世大学の松島国際キャンパスにD-Wave Advantage2量子アニーリングシステムを導入し、応用研究と人材育成プログラムを共同で開発する計画が含まれています。 この覚書には、バイオテクノロジーや材料科学などの分野における商用量子ユースケースの共同開発も含まれています。このイニシアチブは、延世大学の2025年における量子融合研究センターの設立と、バイオサイエンスや物流における地域の強みを活かしたグローバルな量子ハブとしての仁川の戦略に沿うものです。 現在、アニーリング方式とゲート方式の両方の量子プラットフォームを構築している唯一のベンダーであるD-Waveは、この提携により国際的なプレゼンスを拡大し続けています。今回提案された導入は、韓国で初めてのAdvantage2システムの設置となり、同国の量子インフラへの投資の拡大を裏付けるものとなります。 2025年6月17日