NanoQTとVeriQloudは、EUREKA Globalstars-Japan Round 3プログラムの支援のもと、スケーラブルなハードウェア統合型ブラインド量子コンピューティング(BQC)アーキテクチャを開発するための国際協力を開始しました。このプロジェクトは、NanoQTのナノファイバー共振器量子ハードウェアとVeriQloudの量子ネットワークプロトコルの専門知識を組み合わせ、中性原子プラットフォームによるプライバシー保護量子コンピューティングを推進します。 この取り組みは、ネットワーク化された量子プロセッサ上での安全な委託計算を可能にするBQC互換アーキテクチャの創造を目指しています。このシステムは、ナノファイバーベースの量子ネットワークインターフェースと中性原子QPUを統合し、クライアント側のデータプライバシーを確保する暗号化プロトコルを実装します。このハードウェアとソフトウェアの共同設計アプローチは、安全な量子クラウドサービスのスケーラビリティと実用的な展開における課題に対処します。 EUREKAの枠組みの下、NEDO(日本)とBpifrance(フランス)から資金提供を受けており、これは安全な量子インフラへの国際的な投資を強調するものです。この協力により、技術的なプロトタイプとプライバシー保護量子計算のための基礎的な知的財産の両方が生み出されることが期待されています。 2025年6月16日