分散量子コンピューティングのためのコンパイラ「araQne」をWelinqがリリース

モジュール型量子コンピューティングと量子ネットワーキングのリーダーであるWelinqは、分散型量子コンピューティング(DQC)向けの初のコンパイラ「araQne」を発表しました。このソフトウェアは、大規模なアルゴリズムを分割し、小規模な量子処理ユニット(QPU)のネットワーク全体に分散することで、個々のデバイスの容量を超えるタスクを可能にし、量子計算のスケーリングという課題に対応します。 araQneは、高度なゲート配置技術と量子通信プロトコルを活用し、リソース使用を最適化し、量子通信の要件を最小限に抑えます。EDF、Pasqal、Quandelaなどのパートナーと協力して、エネルギー生産と管理のための分散型量子アルゴリズムを開発する世界的な取り組みであるAQADOCなどのイニシアチブで重要な役割を果たしています。 Welinqのモジュール型量子コンピューティングに関するフルスタックビジョンの一環として、araQneは同社の量子インターコネクトハードウェアとプロトコルを補完し、Welinqをスケーラブルな量子コンピューティングソリューションのリーダーとして位置付けています。 2025年1月16日