量子ブリリアンス社、東京都のプログラム支援を受けて日本法人を設立

Quantum Brillianceは東京都の外国企業向け助成金プログラムに選出され、このサポートを受けるオーストラリア企業として初めての企業となりました。きらぼし銀行が支援するこのプログラムは、東京で事業を展開する国際企業に資金を提供します。Quantum Brillianceは、この助成金を活用して日本法人「Quantum Brilliance Japan株式会社」を設立し、オフィススペース、採用、現地運営費用をまかないます。この進出はオーストレード東京事務所の支援により実現しました。 同社は、室温で作動し、エッジコンピューティングやオンプレミス導入向けに小型化可能なダイヤモンドベースの量子デバイスを専門としています。極低温を必要とする超伝導システムとは異なり、Quantum Brillianceのアーキテクチャは携帯可能で耐久性があり、従来型コンピューティング環境と統合できます。このアプローチは、日本の量子技術を戦略的技術として重視する姿勢や、産業用の実用的で拡張可能な量子システムへの関心と合致しています。 東京都の支援は、差別化された量子モダリティと実用的なアプリケーションへの関心の高まりを示しています。Quantum Brillianceのシステムは、日本の自動車、航空宇宙、通信、医療分野にとって魅力的なものとなる可能性があります。このプログラムを通じて、同社は現地企業の紹介、イベントサポート、人材採用の強化といった恩恵を受け、日本の新興量子エコシステムにおける役割を確立することが期待されています。 2025年5月29日