カタール国防省から1000万ドルの助成金を受け、HBKUがカタール初の量子コンピューティング研究所を開設

ハマド・ビン・ハリーファ大学(HBKU)は、理工学部(CSE)とカタール量子コンピューティングセンター(QC2)を通じて、カタール初の国立量子コンピューティング研究所を設立しました。この取り組みは、国防省(MOD)からの1,000万ドルの研究助成金によって支援されており、自国の量子技術能力への戦略的投資となります。 HBKUの准教授でQC2のディレクターを務めるサイフ・アル・クワリ博士が率いる本研究所は、量子ソフトウェア、アルゴリズム、エラー訂正、暗号化、およびハードウェアプラットフォームのベンチマーキングの研究に焦点を当てます。この設立は、国内の量子技術の専門知識を育成し、エネルギー、サイバーセキュリティ、運輸、物流などの主要な国家部門における量子技術の実用的な導入を支援するというHBKUの目標を反映しています。 この発表は、HBKUの上級幹部と国防省の代表者が出席した正式な設立イベントで行われました。新研究所は、応用研究を可能にし、新興の量子分野における人材を育成することで、カタールを量子技術準備国として位置づけるというQC2の広範なミッションの一部を形成します。 2025年5月22日