Quobly、100量子ビットシリコン量子プロセッサの産業化に向けて2,100万ユーロ(2,370万米ドル)を調達

Quoblyは、100個の物理量子ビットを持つシリコンベースの量子プロセッサ「Q100T」プロジェクトの産業化を加速するため、2100万ユーロ(2370万米ドル)の資金調達を発表しました。この資金には、フランス2030プログラムの下でBpifranceから提供される1500万ユーロ(1700万米ドル)の助成金と、Quobly自身の資本から600万ユーロの共同投資が含まれています。 このプロセッサは300mmのFD-SOIウェハーで製造され、標準的な半導体産業の工具とプロセスに沿ったものとなります。Quoblyの技術はCEAとCNRSの15年に及ぶ研究に基づいており、すでに300mmウェハー上でスピン量子ビットを実証しています。目標は、研究用プロトタイプから既存の製造インフラを活用した拡張可能な生産へと移行することです。 同社は産業支援のためSTMicroelectronicsと提携し、元エアバス副社長のPhilippe Delmasを取締役会議長に任命しました。2027年までの生産準備を目標とし、Q100Tプロジェクトはフランスの国内量子製造能力開発の広範な戦略の一環として位置付けられています。 2025年5月22日