Q-STARとUKQuantum、量子技術の商業化に向けて日英産業連携を正式化

Q-STARとUKQuantumは、量子技術分野における日英間の二国間協力を強化するための覚書(MoU)に署名しました。この合意は、英国科学イノベーション技術省と日本の内閣府との間のより広範な政府間協力覚書を基盤とし、量子研究、開発、商業化において世界をリードするという相互の目標を強化するものです。両国は、量子科学の戦略的重要性と、外交・学術交流を補完する産業レベルの協力を正式化する価値を認識しています。 この覚書に基づき、両国の量子産業協会は、商業化、政策の整合性、国際連携、人材・研究交流という4つの重要分野で取り組みを調整します。これには、共同提言、政策枠組みの整合性確保、国境を越えたR&Dプログラム、英国と日本の関係者を結びつけるイベントの開催などが含まれます。Q-STARとUKQuantumは、在東京英国大使館を含む公的機関と協力し、両国の産業力と研究能力を活用した、グローバルに統合された量子エコシステムを推進します。 両組織の代表者は、この覚書を長期的な協力の基盤として強調しました。UKQuantumのエグゼクティブディレクター、ジョナサン・レッグスミスは、国際競争力を維持するための重要なステップとして位置づけ、Q-STAR会長の島田太郎は、量子技術の実用化を加速する機会として強調しました。Q-STARの100以上のメンバーとUKQuantumの約60のメンバーにより、両国のスタートアップ、企業、学術関係者の多様で成長する連携が実現します。 2025年4月29日