SandboxAQ、GoogleやNVIDIA、BNP、レイ・ダリオの支援を受けてシリーズEで4億5000万ドルを調達

SandboxAQは4億5000万ドルのシリーズE資金調達を完了し、2022年のAlphabetからのスピンアウト以降の総調達額は9億5000万ドルを超えました。新規投資家にはGoogle、NVIDIA、BNP Paribas、Ray Dalio、Horizon Kineticsが加わり、既存の出資者であるBreyer Capital、T. Rowe Price、Paladin Capital、Eric Schmidtも参加しています。この資金調達により、AIと量子技術を統合した企業向けプラットフォームを構築するSandboxAQの地位が強化されました。 同社の主力製品は大規模定量モデル(LQM)で、これはテキストや言語ではなく、物理学、化学、数学に基づいて訓練されたAIモデルです。これらのモデルは物理システムのシミュレーションと最適化を目的としており、材料科学、創薬、ナビゲーション、金融分野に応用されています。現在の利用者にはSanofi、UCSF、Aramco、Michael J. Fox財団、米国国防総省など、バイオ医薬品、防衛、研究分野の組織が含まれています。 SandboxAQは量子コンピューティングのハードウェアではなく、量子にインスパイアされた技術や量子耐性技術に焦点を当てていますが、ポスト量子暗号や量子センシングなどのツールの開発も積極的に進めています。この資金は、科学分野や産業用途における定量的AIプラットフォームの継続的な開発と商業化に活用されます。 2025年4月4日