シカゴ大学プリツカー分子工学部とブース・ビジネススクールの学生によって設立されたディープテック・スタートアップのK1 Semiconductorが、シカゴ量子交換所(CQE)の企業パートナーとして加入しました。同社は、先端ウェハー製造において最大20倍のウェハー再利用を可能にする半導体ウェハー分割技術を開発しています。 K1 Semiconductorのウェハー分割プロセスは、量子技術者が注目するダイヤモンド、炭化ケイ素、ニオブ酸リチウム、窒化ガリウムなど、様々な高性能半導体材料に対応しています。このプロセスは、半導体製造のコスト効率と拡張性を向上させるように設計されています。同社は既に、量子センシングなどの用途向けにダイヤモンド基板を製造するCQEの企業パートナーGreat Lakes Crystal Technologiesと協力しています。 このパートナーシップは、半導体材料研究と米国内の拡張可能な製造をつなぎ、国内の量子サプライチェーンに貢献することを目指しています。K1 Semiconductorは、研究施設の特定、人材採用、他のCQEパートナーとの商業的協力の探索のため、ファウンダー・プラットフォームを通じてCQEと連携します。CQEのディレクター、David Awschalomは、K1 Semiconductorの取り組みが、国内の量子サプライチェーンの重要な構成要素の開発における地域スタートアップの役割と、量子技術セクターの商業化を推進する学術界の役割を強調していると述べています。 2025年8月13日