量子リサーチサイエンスとパデュー大学、空軍産業向けAIプラットフォーム開発で提携

インディアナ州を拠点とするソフトウェア企業Quantum Research Sciences (QRS)は、ACID-R(Automated Commercial Industry Data-Repository)と呼ばれるAI駆動型プラットフォームの開発において、米空軍との契約を獲得しました。このプラットフォームは、国防の近代化に向けて民間セクターの技術を効率的に特定し活用することを支援するように設計されています。QRSは、このプラットフォームの開発のためにパデュー大学のRosen Center for Advanced Computing (RCAC)と提携しています。 ACID-Rプラットフォームは、従来型のチャネルを通じて長文形式の文書で提出されることの多い技術提案書から、AIを使用して関連情報を抽出します。このソフトウェアにより、空軍は提案書の閲覧、検索、フィルタリングが可能となり、レビュープロセスを効率化します。また、このプラットフォームは、空軍が必要とする不足情報を業者に自動的に通知し、より効果的な提案書の作成を可能にすることを目的としています。 QRSは国防総省初の実用的な量子ソフトウェアの開発者であり、パデュー大学のJung Research Groupと量子コンピュータソフトウェアの共同開発を行っています。QRSのCEOであるEthan Krimins氏は、同社が量子コンピューティングと国家安全保障の接点における専門知識を、この新しいAIイニシアチブに活かしていくと述べています。ACID-Rの開発は、空軍が民間セクターのイノベーションを活用できるよう、高度なAI技術を統合することを目指しています。 2025年8月29日