Aqoraは、再現可能なベンチマークと量子機械学習(QML)実験のためのデータセットの公開、発見、再利用を目的としたプラットフォーム「Aqora Datasets Hub」を発表しました。このハブは、実験とイノベーションのための共通基盤を提供することで、量子ソフトウェアの分断に対処することを目的としています。 このハブは、MaxCut/QAOAのためのグラフセット、VQEのための分子ハミルトニアン、OpenQASM 3での回路コーパスなど、様々な量子関連データタイプをサポートしています。このプラットフォームは不変のバージョンと公開・非公開アクセスを提供し、研究者が再現可能な結果のために固定データセットバージョンを引用することを可能にします。データはpandasやpolarsなどの標準ライブラリを使用してロードでき、データ転送前の列選択と行フィルタのプッシュダウンをサポートしています。 Aqoraは、量子関連データに特化したハブを提供することで、従来の機械学習のワークフローを量子研究に導入しています。このハブのオープンソースモデルは、学術界、スタートアップ、産業界からの貢献を促すことを意図しています。このプラットフォームは、研究者がアルゴリズムに集中できるよう、量子関連データの基本を形式化するように設計されています。 2025年10月8日