英国を拠点とする量子ハードウェアのサプライヤーQFX(Quantum Fabrix Ltd)は、200万ポンド(270万米ドル)のシード資金調達ラウンドを完了しました。この資金調達は、Y-Combinatorの共同創設者であるポール・グレアムが主導しました。この資金は、コンピューティング、センシング、セキュアな通信のためのモジュール式量子技術を提供するというQFXのミッションを支援します。 同社は、オックスフォード大学における、最先端のネットワーク型量子コンピューティングデモンストレーターの開発を含む、イオントラップ型量子コンピューティング研究を基盤としています。QFXは、個々のトラップイオンと光学マイクロキャビティを組み合わせたスケーラブルなネットワーク型量子コンピューティングアーキテクチャを開発しているジョー・グッドウィン准教授と、彼のグループの研究者によって設立されました。 また同社は、業界のリーダー2名を経営陣に迎えることを発表しました:Infleqtionの英国社長を務めたティモシー・バランス博士が最高経営責任者(CEO)に、Infleqtionのオペレーション部長を務めたセイディー・マンセルが最高執行責任者(COO)に就任します。ジョー・グッドウィン博士は最高技術責任者(CTO)を務めます。この新しい経営陣は、次世代のモジュール式量子技術の開発を推進することを目的としています。 2025年10月20日