SEALSQがIC'Alps社と共同で量子耐性ASICを開発するQASICイニシアチブを発表

SEALSQ Corp(NASDAQ:LAES)は、最近買収したフランスのASIC設計会社IC'Alpsに関する統合戦略を発表しました。この戦略的統合により、SEALSQは、量子耐性ソリューションの需要増加に応えるため、カタログIC、カスタムIC、セキュリティIPを含む安全なハードウェアの統一された提供が可能となります。 QASIC(Quantum ASIC)イニシアチブは、重要インフラストラクチャやIoTデバイスで使用されるポスト量子ハードウェアセキュリティモジュール(HSM)および安全なマイクロコントローラーに向けたSEALSQのロードマップの基礎となります。このロードマップは3段階で構成されています: この統合により、SEALSQのPQC対応チップ技術とIC'Alpsのアナログ、ミックスドシグナル、RISC-V ASIC設計の専門知識が組み合わされます。この統合アプローチにより、SEALSQはセキュアアーキテクチャとIP作成から認証された生産とライフサイクル管理まで、エンドツーエンドのソリューションを提供できます。この統合ロードマップからの最初のプロトタイプは2026年に予定されており、SEALSQのグローバルな「量子回廊」を強化します。 SEALSQのCEOであるカルロス・モレイラは、この統合により量子耐性システムへのロードマップが加速すると述べました。IC'AlpsはTSMCやGlobalFoundriesなどの主要ファウンドリーとの優先パートナーの地位を活用し、量子セキュアハードウェアへの移行を加速させます。 2025年10月21日