リュードベルグ・テクノロジーズ、量子フォトニクスの発展に向けベルリンでリュードベルグ・フォトニクスを設立

量子センシングを専門とする米国企業のRydberg Technologies Inc.は、ドイツ・ベルリンにRydberg Photonics GmbHを設立したことを発表しました。この新会社はフェルディナント・ブラウン研究所(FBH)からのスピンオフ企業で、世界の量子技術エコシステムを支える微細集積フォトニックエンジンの提供に特化しています。 Rydberg PhotonicsはFBHの微細集積フォトニクス技術とRydberg Technologiesの先進的な量子システム開発を組み合わせていきます。同社の初期製品には、コンパクトで完全一体型の光周波数基準器と、ハイブリッド集積された狭線幅・高出力レーザーが含まれます。これらのコンポーネントは、量子センサー、時計、通信、コンピューティングネットワークにとって不可欠な構成要素です。同社は、特にFBHのユニークなハイブリッド微細集積技術を活用し、コンパクトで堅牢なフォトニックモジュールを製造するFBHの10年以上にわたる研究成果を基盤としています。 両社は戦略的パートナーとして、ドイツのフォトニクス工学の専門知識と米国のシステム開発を結びつけ、実用的な量子および先進フォトニクスソリューションを大規模に提供していきます。Rydberg TechnologiesのCEOであり、Rydberg Photonicsの共同創設者であるデビッド・A・アンダーソン博士は、この協力により産業、科学、商業市場への世界展開が加速すると述べています。 2025年10月23日